オーナーのゴルフ奮闘記 ゴルフ普及理念
停滞から挑戦へ――私とスイングアーツの歩み

私のゴルフキャリアとスイングアーツとの出会い
こんにちは、スイングアーツの山本です。
今回は、私自身のゴルフキャリアを振り返りながら、なぜスイングアーツを受け継ぎ、どんな想いで運営しているのかをお伝えしたいと思います。
私の体験や失敗も含めて、ゴルフの魅力や「普及への使命」に触れていただければ嬉しいです。
私は20年以上ゴルフを続けてきましたが、独学で伸び悩んでいました。
それでも「もっと上達したい」「ゴルフを楽しみたい」という気持ちだけは消えず、試行錯誤を繰り返してきました。
そしてスイングアーツと出会い、学び、今はご縁あってこのスクールを受け継ぐ立場になりました。
スイングアーツは2010年に誕生した老舗のインドアゴルフスクールです。
当時はまだインドア施設も少なく、シミュレーション機材も珍しい時代。心斎橋の一角でスタートしました。
私はその頃、同じ南船場で働いていましたが、スイングアーツの存在は知りませんでした。独学でゴルフを続け、スコアはよければ80台後半、悪ければ100前後。ラウンド数も年に20回ほどで、長年やっていても成長が感じられない。ベストスコアは85のまま、停滞していたのです。
今振り返れば、間違った努力ばかりでした。打ちっぱなしではその場で良い球を打つことに満足し、ドライバーばかり振り回す。課題克服には至らず、結果が出ないことに苛立ち、コースで感情的になることもありました。その頃のスイング動画を見ると、笑ってしまうくらい無茶苦茶です。
その後、スイングアーツと出会い、川久保プロに教わり、ラウンドレッスンにも積極的に参加しました。課題を見つけることはできましたが、当時の私はその指導を十分に理解して練習に落とし込めず、成果につなげられませんでした。今思えば、受け止める土台が自分に足りなかったのですね。
スイングを作り直す決意
やがて別のインドアスクールに通うことになり、会社から徒歩1分という利便性もあって通い詰めました。そこでカメラを使って毎回スイングをチェックし、基礎のスイングを徹底的に作り直すことを決意。

「打ちっぱなしには行かず、とにかく課題練習に集中」
そう自分に誓い、毎日のように地味な練習を繰り返しました。
その結果、人生で初めて70台を出し、80台前半が当たり前に出るようになったのです。
この経験から学んだのは、「結果を求める前に、再現性あるスイングを作ること」。ゴルフにおいて最も大切なのはここだと、身をもって痛感しました。
しかし、そのスクールは閉店。再びスイングアーツに戻ってみると、コロナ禍を経て無人運営となり、私は環境に馴染めずほとんど通うことができませんでした。

運営を引き継ぐ決意
ちょうどその頃、川久保プロからスクール運営を受け継いでほしいとのお話をいただきました。
- 自分自身も通いたいと思う最高のスクールにしたい
- 生徒さんが上達できる仕組みを本気で作りたい
- ゴルフの魅力をもっと多くの人に伝えたい
そう考え、挑戦を決意しました。
私はこれまでWebマーケティングの S&Eパートナーズ と、データ復旧のクイックマン を経営してきました。どちらも「仕組み」と「共感」を大切にしてきた会社です。
スイングアーツも同じく、仕組み=A.R.T.S.メソッド、共感=二人三脚の指導。この理念が重なり合い、自然に結びついたのです。
こうしてスイングアーツはS&Eホールディングスの一員となり、新たなスタートを切りました。

ゴルフ普及への想い
私たちが最も大切にしているのは 「ゴルフの普及」 です。
今の世の中は、すでにゴルフをしている人への需要ばかりに注目しがちですが、ゴルフ人口自体は減少しています。このままではゴルフ場も練習場も縮小してしまうでしょう。
だからこそ私たちは、「ゴルフをしてみたい!」と思う人を増やし、楽しく続けてもらうことに力を注いでいます。
一度始めた方が「やめる」のではなく、「続けたい」と思える環境を提供する。これが私たちの使命です。
スイングアーツの力は大きくはないかもしれません。
ですが、この理念に共感するスクールや企業が増えれば、ゴルフの未来はもっと豊かに広がると信じています。
これからも新しく加わったコーチやフロアサポートのスタッフとともに「ゴルフを広めたい」「ゴルフを楽しく続けてもらいたい」という思いを胸に、歩み続けてまいります。

スイングアーツ代表 アーツメソッドによる正しい練習法で実力アップを実感。
一人ひとりの上達を引き出す「教える力」に、本気で向き合うスクール運営を実践中。現在、USGTFアマ資格取得に向け研鑽中。