オーナーのゴルフ奮闘記 全英シニアオープン
【全英シニアオープン2025】ハリントンが栄冠!全英が一番好きな理由。

7月24~27日に行われた全英シニアオープンでは、パドレイグ・ハリントン選手(53歳)が見事優勝を果たしました。
ハリントンといえば、レギュラーツアー時代に全英オープンを2度制した名手。そんなハリントン選手が再び全英の舞台で栄光をつかむ姿は、感慨深いものがあります。
私自身、4つあるメジャー大会の中でも全英が一番好きです。
その理由はシンプル。「ベテラン選手が輝ける舞台だから」です。
2008年、久しぶりに全英オープンに出場したグレッグ・ノーマン(当時53歳)が見せたあの躍動感。
そして翌2009年には、トム・ワトソン(当時59歳)がまさかの優勝争いを繰り広げ、最後はプレーオフで惜しくも敗れたものの、堂々の2位フィニッシュを果たしました。
あのときの興奮は今でも鮮明に覚えています。
テレビの前で、まさに釘付けになって応援していたのを思い出します。
マスターズでの松山英樹選手の優勝も特別でしたが、実はそれ以前に、私をテレビに釘付けにしたのはこの全英でのワトソンの姿でした。
全英オープンは伝統あるリンクスコースで開催され、強風や急変する天候など、自然との戦いがゴルフの真価を問う舞台。
パワーゴルフよりも「経験と知恵」が試される、唯一無二のトーナメントだと思っています。
低く抑えた2番アイアンのティーショットや、思いっきり深いラフからのショットや100ヤードをパターで転がすシーンなど、プレースタイルも実に多彩。観ていて本当に飽きません。
そんな全英の特性を色濃く受け継いでいるのが、今回の全英シニアオープンです。
日本から藤田寛之選手(56歳)や横田真一選手(53歳)も出場していました。残念ながら予選通過はなりませんでしたが、世界の舞台に挑み続ける姿勢には拍手を送りたいです。
ただ、こうしたシニアツアーが日本のメディアでほとんど取り上げられないのは、なんとも残念ですね。
Yahoo!ニュースのゴルフカテゴリーからもPGAチャンピオンズが除外されたという話もあり、ファンとしては寂しい限りです。
私はもっぱら、PGAチャンピオンズツアーの公式サイトから情報を得ています。
ちなみに、今回の全英シニアで2位に入ったのはジャスティン・レナード(53歳)。先日の全英オープンでも予選通過していましたね。彼もまた、レギュラー時代に全英を制した一人です。
他にも、アーニーエルス・全英2回優勝(55歳)、ミゲエルアンヒメネス・全英シニア優勝(61歳)、ベルハンルトランガー・マスターズ優勝2回(67歳)、イアンウーズナム・マスターズ優勝(67歳)、デビッドデュバル・全英優勝(53歳)、ダレンクラーク・全英優勝(56歳)といった往年のスターたちがズラリと参戦。
今年は残念ながらジョン・デイリー・全英優勝(59歳)の姿は見られませんでしたが(笑)、それでも豪華すぎる顔ぶれです
シニアツアーには「ベテランだからこそ見せられる技」や「円熟のゴルフの味わい」があります。
一打一打が実に深く、そして個性的で、観る者を飽きさせません。
YouTubeでも配信されていますので、まだ観たことがない方はぜひ一度チェックしてみてください!
そして今週は、いよいよ全英女子オープン。
日本からは渋野選手、西郷選手、古江選手、畑岡選手、笹生選手ら13名が出場予定で、白熱の戦いになりそうです。
近年、日本女子の実力は世界トップクラスに到達しており、こちらも目が離せません。
今週もゴルフが熱い1週間になりそうですね!

ゴルフ歴20年以上。アーツメソッドによる正しい練習法で、実力アップを実感。
「教える力」に本気で向き合うスクール運営を実践中です。
現在、USGTFアマ資格(レベル2)取得に向けて研鑽中。