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練習ではできるのに、コースではできない! ~アプローチ編~ ミスを減らすためのクラブ選択と距離感

~アプローチ編~ ミスを減らすためのクラブ選択と距離感

「練習場ではうまく打てるのに、コースに出るとなぜかミスをしてしまう……」

これは、多くのゴルファーが抱える永遠の悩みではないでしょうか。

今回は、特に初心者から中級者の方に向けて、スコアアップに直結する「アプローチ」についてお話ししたいと思います。

■ なぜコースではアプローチをミスするのか?

ゴルフのスコアを大きく左右するのが、アプローチとパターです。

特にアプローチは、フルショットほど大きく振らないにもかかわらず、意外とミスが出やすいショットです。

グリーン周りまで来て、目の前にピンが見えると、

「ここまで来たのだからミスをしたくない」
「できればピンの近くに寄せたい」
「せめてグリーンには乗せたい」

そんな気持ちが自然と生まれます。

すると、普段の練習では感じないプレッシャーから、スイングが速くなったり、逆にインパクトで緩んでしまったりするのです。

特に月に1回ラウンドするかどうかという方にとって、グリーン周りのプレッシャーは想像以上に大きいものです。

もちろん、上級者には「絶対に寄せなければならない」という別のプレッシャーがあります。

■ ミスの原因は「打ち方」だけではない

私はスイングアーツのラウンド会で、これまで多くの会員様のプレーを拝見してきました。

その中で、アプローチが苦手な方には、ある共通点があると感じています。

それは、「クラブ選択」と「振り幅」が、打ちたい距離に合っていないことです。

もちろん、スイング技術も大切です。

しかし、打ち方をあれこれ考える前に、適切なクラブを選び、無理のない振り幅で打つことができれば、大きなミスを減らせるのではないでしょうか。

まずは、10ヤード、20ヤード、30ヤードという3つの距離を基準に、自分なりの距離感を身につけることをおすすめします。

■ グリーン周り=サンドウェッジ、という考えを捨ててみる

アプローチといえば、サンドウェッジ(SW)を使うもの。

そう考えている方も多いと思います。

しかし、私は初心者から中級者の方ほど、この固定観念を一度捨ててみてほしいと思っています。

一般的に54度から60度程度のロフトがあるウェッジは、ボールを高く上げやすい反面、実は扱いが難しいクラブでもあります。

例えば、20ヤードのアプローチ。

サンドウェッジで打つ場合、腰から腰程度の振り幅が必要になることがあります。

この「腰から腰」という振り幅が、意外と難しいのです。

コースでは緊張からテンポが速くなったり、インパクトで急に力が入ったり、逆に緩んでしまったりします。

その結果、トップやダフリ、ショートやオーバーといったミスにつながります。

そもそも、限られた練習時間の中ではフルショットの練習が中心となり、こうした中途半端な距離の練習は不足しがちです。

だからこそ、難しいクラブで難しい振り幅を選ぶ必要はないと思うのです。

■ ピッチングウェッジや9番アイアンを使ってみよう!

そこでおすすめしたいのが、ピッチングウェッジ(PW)や9番アイアンを使った、転がすアプローチです。

例えば、サンドウェッジでは腰から腰まで振らなければならない距離でも、ピッチングウェッジなら時計の針でいう「8時から4時」程度の小さな振り幅で打てる場合があります。

小さな振り幅なら、スイングをコントロールしやすく、余計な力も入りにくくなります。

また、ボールを高く上げる必要がないため、多少当たりが薄くても転がって距離を稼いでくれるというメリットがあります。

もちろん、実際の飛距離や転がる距離はクラブやグリーンの状態によって変わりますので、練習で確認しておくことが大切です。

大切なのは、難しいショットを成功させることではなく、簡単なショットを確実に成功させることです。

■ ゴルフは「ゴロフ」でいい!

以前、「ゴルフはゴロフだ!」という記事を書いたことがあります。

私は今でも、この考え方は非常に大切だと思っています。

特にラウンド回数が少ない方ほど、ボールを無理に上げようとするのではなく、できるだけ転がすことを優先してみてください。

ピッチングウェッジや9番アイアンなど、ロフトの立ったクラブを使えば、小さな振り幅でもボールを前に運ぶことができます。

結果として、トップやダフリなどの大きなミスを減らし、グリーンに乗せられる確率も高まるはずです。

もちろん、ピンまでの間にバンカーや池などの障害物がある場合や、ボールを高く上げて止める必要がある場面では、サンドウェッジなどを使う技術も必要です。

しかし、障害物がなく、転がせる状況なら、あえて難しいショットを選ぶ必要はありません。

■ アプローチは「寄せる」より、まず「ミスをしない」

アプローチで毎回ピンそばに寄せようとすると、どうしてもプレッシャーが大きくなります。

まずは、確実にグリーンに乗せること。

そして、できるだけ次のパットを打ちやすい場所に運ぶこと。

この考え方に変えるだけでも、アプローチへの苦手意識はずいぶん減ると思います。

ゴルフはナイスショットの数を競うスポーツではなく、少ない打数でホールアウトするスポーツです。

難しい1打に挑戦するより、無駄な1打を減らす。

これがスコアアップへの近道ではないでしょうか。

ぜひ次のラウンドでは、グリーン周りでサンドウェッジを握る前に、一度ピッチングウェッジや9番アイアンで転がせないか考えてみてください。

きっと、これまでとは違ったアプローチの安心感を感じられると思います。

ぜひ参考にしてくださいね!

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