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オーナーのゴルフ奮闘記

なぜ「アーツメソッド」が生まれたのか

こんにちは。スイングアーツ代表の山本です。

今日は、スイングアーツで大切にしている「アーツメソッド」が生まれた理由を、少しだけお話させてください。

理論にハマって迷子になった過去

ゴルフを続けていると、YouTubeや書籍、ネットの情報から、さまざまな理論を学びたくなりますよね。特に大人になってから始めた方は、つい頭で考えすぎてしまうものです。私もそうでした。

私の話をすると、15年ほど前「スタック&チルト」という理論が話題になり、タイガー・ウッズやハンター・メイハンが取り入れていたことから、私も独学で本を読み、見よう見まねで試してみたのです。誰にも習わずに。

結果は見事に失敗でした。

左足体重でスイングしようと意識するあまり、クラブが戻ってこなくなり、スイングは崩れ、右腕ばかりに力が入る癖がついてしまったんです。素振りでは左主導ができていても、実際のスイングでは右に力が入り、今でもその癖が抜けません。

プレッシャーのかかる場面では、引っかけのミスが出る。それは、当時の「間違った解釈」と「独学」が原因だと思っています。

 

アーツメソッドの出発点は「しくじり経験」

この経験から強く感じたのは、「コーチの存在って本当に大事」ということ。ゴルフは正しい基礎があってこそ、理論が活きてきます。

基礎ができていないまま理論を積み重ねるのは、土台が不安定な建物をリノベーションするようなもの。だからこそ、まずは体の基本的な動きを見直すことが大切です。

この「まず基礎に戻ろう」という考え方が、アーツメソッドの原点です。

ただし誤解のないようにお伝えしたいのは、このメソッドの中身(技術や練習方法)を考えているのは、スイングアーツ所属のプロコーチ陣です。

私が担っているのは、あくまで「どんな考え方でゴルフに向き合うか」「どんな基礎から始めるべきか」といった構造や順番の部分。ゴルフ理論そのものを私が作ったわけではありません。

 

アーツメソッドは「戻れる場所」

プロのようにジュニア時代から体で覚えてきたわけではない私たちアマチュアが、再現性を高めるには、やはり基礎が大切です。

悩んだとき、スランプになったときに“戻る場所”がある。そこからまた1歩ずつ進んでいけば、必ず立て直せる。そんな安心できる「型」を持っておくことが、ゴルフを長く楽しむ秘訣だと思っています。

 

シンプルで再現性の高いレッスン

アーツメソッドは、「勝手に当たる」「勝手に飛ぶ」ようになるための、シンプルな基礎練習の積み重ねです。

「このトップの形を意識して」と言われても難しい。でも、

「この練習を30回やってください。そうすれば自然とその形になります」

この方がずっとわかりやすいし、やる気も出ますよね。

スイングアーツでは、このような段階的な成長と再現性を大切にしたメソッドを、プロコーチたちがしっかり設計し、皆さんに合わせて提供しています。

 

私自身のスランプもあって、生まれたメソッド

実はこれまで、私も多くのスクールでプロのレッスンを実際に受けてきました。しかし、その中で強く感じたのは、レッスンに一貫性がなく、何を信じて進めばいいのか分かりにくいケースがとても多いということです。

今日はこう言われたけど、次は真逆のことを言われた。
コーチによって言うことが違う。
何を基準に練習すればいいのかが分からない。

そんな経験、皆さんも一度はありませんか?

私自身、まさにその混乱の中で迷い続けた一人です。

「もうゴルフなんてやめたい」と思うほど悩んだ時期もありました。「あの理論なんか試さなければ」と本のせいにしたこともあります(笑)。でも結局は、ちゃんとした指導を受けず、自分だけで判断し続けたことが原因でした。

そんな過去があるからこそ、「正しい順番で学ぶこと」「戻れる基礎があること」「教えの軸がブレないこと」の大切さを、心の底から実感しています。

自分がスクールを運営することができるなら絶対ここは譲れないポイントだ。と思っていました。

今こうやって実践できる環境が本当にうれしく思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

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