オーナーのゴルフ奮闘記
ゴルフ初心者は どんなゴルフクラブを選べばいいの?
先日、ゴルフを始めたばかりのお客様が、
ご自身のゴルフクラブを持って来店されました。
パッと見て、おそらく20年以上前のモデル。
アイアンはトップブレードが薄く、シャフトはスチール。
ドライバーはヘッド体積400cc未満でしょうか。
今のクラブと比べると、かなり小ぶりなヘッドです。
正直なところ、初心者のお客様にはかなりのオーバースペックでした。
そのクラブは、ご家族や知人の方から譲り受けたものだそうです。
譲り物というのは、譲った方・譲られた方、双方に思い入れがあります。
ですので、私たちも簡単に「ダメですよ」と言うことはしません。
ただ――
ゴルフの上達という視点で見ると、話は別です。
最近は中古のゴルフクラブも手軽に買えるようになり、
YouTubeやSNSでもクラブ情報があふれています。
ですが、
価格・宣伝・動画の評価だけで判断するのはとても危険です。
ゴルフの上達という観点から言えば、
古すぎるクラブはおすすめできません。
片山晋呉プロも
「クラブはできるだけ簡単なものを選ぶ」と語っています。
一流プロでさえ、
「難しいクラブを使う=上級者」という考え方はしていません。
確かに、
難しいクラブを使いこなせたときの達成感はあります。
ですがそれは、上達の近道とは別の話です。
難しいクラブや古いクラブで練習を続けてしまうと、
- 当てにいくための無理な動き
- 力み
- 間違ったスイング
を身につけてしまう可能性が高くなります。
「正しい動きで、自然にボールをとらえる」
これ自体が初心者の方には難しいのに、
芯が狭く、ミスに厳しいクラブを使えば、
余計なプレッシャーがかかってしまいます。
芯が狭いクラブは、
「芯に当てなきゃ」という意識を強め、
結果的にスイングそのものを壊してしまうことも少なくありません。
だからこそ、
スイングに集中するためには、クラブから受けるプレッシャーを
できるだけ小さくする必要があるのです。

- ヘッドの大型化
- アイアンの構造・シャフト性能の進化
- ミスヒットへの許容範囲の拡大
細かい飛距離性能はさておき、
芯を外したときの結果の差が、昔とはまったく違います。
ドライバーも同様で、
「慣性モーメント」という考え方のもと、
現在のクラブは曲がり幅をかなり助けてくれます。
もちろん、
絶対に曲がらないクラブは存在しません。
人が振り、クラブはそれを増幅する装置にすぎないからです。
ただし、ミスを“大ケガ”にしない性能は、確実に進化しています。
まずアイアンですが、
バリバリの元アスリートやパワーがある方以外は、
メーカー純正のカーボンシャフト × 中空ヘッド
をおすすめします。
中空アイアンは、
芯を外しても飛距離ロスが少ない
少ない力でもボールが上がりやすい
という大きなメリットがあります。
スイングアーツには「ステルスアイアン」がありますが、
このアイアンのすごいところは、
「あ、しまった…」という当たりでも、
きちんと前に飛んでくれることです。しかも飛んでる!という音と打感も良いんです。
テーラーメイド以外にも、
各メーカーからカーボンシャフト&中空ヘッドの
アイアンが数多く発売されています。
ぜひ一度、実際に手に取ってみてください。
ちなみに、私自身が現在使っているアイアンは
PINGのG440アイアン+カーボンシャフトというスペックです。
長い間スチールシャフトを使ってきました。
振り返ると、17年近くはスチール一択だったと思います。
最近は完全にカーボンシャフトに切り替えました。
もちろん、年齢的な部分もありますが(笑)
それ以上に、体への負担が少なく、
ラウンド後の疲労感がまったく違います。
そして何より、
クラブがやさしいと、スイングに集中できる
これを強く実感しています。
芯を外しても結果が大きく崩れにくい。
無理に当てにいかなくても、
自然な動きでボールが飛ぶ。
すると、
「当てにいくためのスイング」ではなく、
「正しい動きを作るスイング」に集中できるようになります。
いろいろなクラブを使ってきた中で、
今の私の結論はとてもシンプルです。
クラブは、簡単なほうがいい。
- 古すぎるクラブ
- 明らかなオーバースペック
これは、絶対に避けましょう。
もし迷ったら、
ゴルフショップのスタッフや、
スイングアーツのコーチに必ず相談してください。
「自分に合わないクラブ」をまず知りましょう。
ゴルフクラブの進化の流れに合わせて、
簡単なクラブで、正しいスイングを身につける。
それが結果的に、
スコアにも、ゴルフの楽しさにもつながっていきます。

スイングアーツ代表
ゴルフは、正しく学べば誰でも必ず楽しくなる。初心者も経験者も関係なく、「できた!」を積み重ねられる環境を大切にしています。自らも学び続ける立場として、学ぶ側の経験視点をスクール運営に活かすことが使命です。
