オーナーのゴルフ奮闘記 ゴルフマナーゴルフ初心者
ゴルフ人気復活の裏で広がるマナー問題について思うこと
こんにちは、山本です。
今日のYahoo!ニュースで、「ゴルフ人気回復へ、ゴルフ場が4年連続の増収」という記事を見ました。
コロナ禍以降、ゴルフ人気が一気に高まり、特に若年層の増加は私自身も日々の現場で実感しています。
スイングアーツでは、これからゴルフを始める人を増やし、
ゴルフの裾野を広げていくことを使命としてスクール運営をしていますので、
このニュースは本当に嬉しい気持ちになりました。
ただ、良いことばかりではありません。
新しく始める方が増えるのは喜ばしい反面、同じゴルフ場でプレーする以上、
最低限のマナーはしっかり覚えてほしいと強く感じています。
ゴルフは、自分たちがプレーした後に次の組が使い、
しかも4人で回るスポーツです。
つまり、自分だけ都合よく進めることはできないという前提があるのがゴルフなんです。
最近は早朝スルーや午後スルーなど、5,000円ほどで回れるコースも増えました。
これはとてもありがたいことですが、その一方で「プレーする側のマナーが追いついていない」
と感じる場面が、残念ながら増えています。
私は普段、一般的なゴルフ場でしかプレーしませんので、
特にその差を感じることがあります。
高級コースに行くと普段雑な人でも急にマナーが良くなるという、ちょっと笑える現象もありますが(笑)
どのゴルフ場でもマナーは大切だと思います。
最近はオシャレなゴルフウェアも増え、私自身も「襟なしでOK派」ですが、
それでも「さすがにこれは…」と思うことがあります。
・ぶかぶかのだらしないTシャツ
・海に行くような格好
・全体的に清潔感がない服装
見ているこちらまで気分が悪くなることもありました。
結局のところ、服装は同伴者への礼儀でもあります。
「同伴者に不快と思われないプレー」がゴルフの大切なマナーです。
よく「プレーファースト」と掲示されていますが、
遅いプレーは本当に後続にも同伴者にも迷惑がかかります。
初心者の方は勝手がわからないのは当然なので、
素振りは1,2回まで、次のクラブを準備するなど、同伴者が優しく教えてあげることも大切ですね。
実は、以前こんなことがありました。
とある有名グループのゴルフ場でのことです。
前の組に外国人プレーヤーが2名いて、なんと一人が一度に2〜3球ずつ打ちながら進んでいました。
当然プレーは遅く、大きく渋滞してしまう状況です。
さすがに危険もありますし、後続も詰まっていたため、
私はマスター室に状況を説明し「対応をお願いできますか?」と伝えました。
ところが、マスター室は全く動く気配がない。
改善どころか、状況を見に来るまでに 3ホール もかかったのです。
外国人プレーヤーのマナー以前に、
ゴルフ場側の意識の低さに心底驚きました。
なぜなら、マナーを守るのはプレーヤーだけではないからです。
ゴルフ場のスタッフも一緒にコースを作っている側であり、
安全なプレー環境を保つ責任があります。
ただし、こうしたケースは本当にレアです。
むしろ、丁寧にコースを管理し、スタッフの方々が高い意識で運営されている、
素晴らしいゴルフ場のほうが圧倒的に多いと感じています。
だからこそ、プレーヤー側のマナーと、ゴルフ場側の配慮が
しっかり噛み合えば、日本のゴルフ環境はもっと良くなるはずだと思います。
ゴルフ場で一番危険なのが打ち込みです。
・曲がるのは仕方ない
・ミスショットは誰でもある
これは全く問題ありません。
ただし危険なので、必ず「フォア!」の声は出さないといけません。
これだけで事故は防げます。
そして、グリーンのボールマーク修復。
本当に、直していないケースが多いです。
自分のだけでなく、周りの数個も直す習慣が広がれば、
日本中のグリーンはもっと綺麗になります。
これはプレイヤーの意識だけでなく、ゴルフ場側ももっと
修復の啓蒙をしてもいいと思っています。
例えば
・受付での声かけ
・マスター室のスタッフがフォークを持っているか確認する
・POP掲示
など、やりようはいくらでもありますよね。
■バンカーのマナー
それから、もうひとつ忘れてはいけない大切なマナーがあります。
バンカーの「ならし」です。
バンカーは足跡やクラブの跡が残りやすく、
自分が打った後は必ずレーキで綺麗にならす必要があります。
なぜかというと、
あなたが残した足跡のままにしてしまうと、
次にバンカーに入った人が その足跡にボールが入った状態で打たなければならない からです。
もちろんとても打ちにくいですし、状況によっては打てないかもしれません。
後続の組のプレーヤーに余計な不利益を与えてしまうので、
バンカーをならすことはゴルフの基本的なマナー です。
ついでに、レーキも乱れたまま放置せず、
きれいに元の位置へ戻しておきましょう。
こうした小さな心配りが、次のプレーヤーの気持ち良いプレーにつながります。
私たちスイングアーツも、技術指導だけでなく、
「マナーを身につけたゴルファーを増やす」という役割を担っていると思っています。
・初心者の方へ基本マナーの伝達
・ラウンドレッスンで実際の流れを体験
・スクール内でのマナー掲示
・受付時の補足説明
ただクラブを振れるだけではなく、
また一緒に回りたいと思われるゴルファー
を育てることも、大切な使命だと思います。
ゴルフは、
・自然の中で集中できる
・努力が結果に返ってくる
・人とのつながりが生まれる
・老若男女ずっと続けられる
本当に素晴らしいスポーツです。
だからこそ、この価値ある文化を守りながら、
新しく始める人も気持ちよくゴルフデビューできる環境を
スイングアーツとして作っていきたいと思っています。
これからもゴルフの楽しさと魅力を広げるために、
スクールとしてできることを一つ一つ取り組んでいきます。

スイングアーツ代表
ゴルフの楽しさを広めたい。初心者も経験者も関係なく、「できた!」を感じられる場所をつくることが使命。
自らも日々ゴルフを探求中。現在、USGTFアマチュア資格取得に挑戦中。
