オーナーのゴルフ奮闘記
練習時間が限られていても70台を出すには?

こんにちは。スイングアーツ代表の山本です。
3連休の最終日、灼熱の中ラウンドに行ってまいりました。
実は、日曜日には真庭コーチ主催のコンペも開催されていたのですが、店舗リニューアルの立ち合いがあり、今回は残念ながら参加できませんでした。
次回のコンペは9月27日(土)ですので今度こそ皆さまとラウンドできるのを、今から楽しみにしています!
さて、そんな真夏のラウンドでスコアは「79」。
ショットの内容としては、むしろミスの方が多かった印象です。
それでも、ギリギリ70台でまとめることができました。
正直うれしい結果でしたが、それ以上に強く感じたのは──
「スーパーショットは1回もなかった」
「まあまあ良いショットすら、2回くらいだった」
という事実です。
それでもスコアは出る。
今日は、そんな派手さゼロの70台の中身と、日々の考え方・練習法について書いてみたいと思います。
パーオン率44%、でもボギーオン率88%が支えたスコア
この日のパーオン率は44%と、まずまず。
でも、それ以上に大きかったのがボギーオン率88%という数字でした。
つまり、3打目勝負に徹して、しっかりグリーンに乗せて、1パットで拾う展開が多かったということです。
派手なショットや見栄えの良い攻めではなく、地道にスコアを作るゴルフができた結果だと思っています。
また、パット数は合計31パット。3パットが2回あったので、正直「良い」とは言えない内容ですが、
勝負どころではしっかり入ったという手応えがあります。
普段から、私はパターの練習はよくやるほうです。
正直、地味だし面白くない練習ですが、スコアを支配するのも、流れをつくるのもパター次第。
だからこそ、時間をかけて取り組んでいます。
最近では、真庭コーチからストロークの指導も受けました。
インパクトで球を押しにいく癖があるとのことで、
「ヘッドの重みで惰性で転がすようなイメージ」を意識して練習しています。
その成果が、少しずつラウンドにも現れてきた気がしています。
アプローチは得意、でも上げるのは苦手
私はアプローチが得意なほうですが、
いわゆる「上げて止める」ショットはあまり得意ではありません。
なので、アプローチは基本的に転がし中心です。
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ピッチングや9番アイアンを多用
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ピンが奥の時は8番アイアンを使うことも
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花道からでも無理に上げず、シンプルに転がす
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56度?…ほとんど使いません(笑)
これは、練習量が限られている自分なりの選択です。
得意な形を徹底し、苦手なことは無理にやらない。
それだけで、ミスはかなり減ると思っています。
今の課題は100ヤード以内。だからこそ、そこに集中
最近、特に苦手意識があるのが100ヤード以内。
距離感やテンポ、打ち分けの精度など、まだまだ不安定なので、
今の練習テーマはそこに完全に集中しています。
一方で、ドライバーの練習は…実はほとんどしていません。
ドライバーは7割スイングで使う
ドライバーについては、「振りすぎない」ことだけを意識しています。
コースでは短く持って、7割くらいの力感でスイング。
そのほうがミート率も良くなり、
後半に疲れが出てもミスの幅が小さく抑えられます。
ティーショットで3Wや5Wは、ミスしたらメンタル崩壊なのでほとんど使いません(笑)
自分の中で扱いやすいクラブ=ドライバーなので、それを選ぶだけです。
ティーショットは打ってはいけない場所から逆算する
ティーショットでまず考えるのは、「絶対に打ってはいけない場所」です。
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右がOBなら、左のラフでOK
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セカンドが狙いやすいのはどこか
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最悪バンカーでも良いのか、ラフのほうがマシなのか
こういったことを整理したうえで、
どんな球をどこに打つかをイメージして、アライメントを決める。
これを毎ホール、自分に確認しています。
練習は「当てる」ことじゃなく、「しみこませる」こと
私は、「練習=ナイスショットを連発する場」だとは思っていません。
目的をもって、それを体にしみこませる時間。
再現性を高めるための反復。
これが練習の本質だと思っています。
スイングアーツでも、私は素振りの練習をかなり重視しています。
またコーチ陣も皆「素振りの重要さ」を説いています。
実際にボールを打たず、素振りだけで30分過ごす日もあるくらいです。
リズムやタイミング、切り返しの感覚など、
いいスイングではなく安定するスイングを追いかけています。
練習量が限られているからこそ、選択と整理がすべて
今回の79は、スーパーショットのおかげではありません。
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自分の武器(転がしアプローチ)を信じる
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苦手な距離(100ヤード以内)に練習を集中させる
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ドライバーは7割でコントロール
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ティーショットはリスクから逆算
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練習は目的と再現性を意識
これらを意識しただけで、スコアは自然とまとまりました。
スイングアーツでは、
「上手い人の真似」ではなく「今の自分に合った選択」を大切にしています。
練習時間が限られている方も、迷いのある方も、
「今の自分に必要なことは何か?」を一緒に考えていきましょう。
そして今後は…
よりロースコアを狙うというよりも、安定して良いスコアを出せるようになること。
どんな状況でも冷静に、自分のプレーを崩さずに続けられる・・・
そんなゴルフを目指して、これからもコツコツやっていきたいと思います。

ゴルフ歴20年以上。アーツメソッドによる正しい練習法で、実力アップを実感。
「教える力」に本気で向き合うスクール運営を実践中です。
現在、USGTFアマ資格(レベル2)取得に向けて研鑽中。